オシャレなスイーツとして大人気のピスタチオですが、実は料理でもさまざまな食べ方を楽しめるってご存知でしたか?そして、ピスタチオにはさまざまなタイプがあるので、選び方のポイントを押さえておくと便利です。今回は、ピスタチオの食べ方や選び方、保存方法などをあわせてご紹介します。
ピスタチオってどんなナッツ?
鮮やかな緑色が特徴のピスタチオは、濃厚でコクのある味わいが特徴です。ナッツの女王とよばれるピスタチオは、食物繊維をはじめとし、コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸、貧血を予防する鉄や銅、むくみや高血圧を予防するカリウム、食べたものをエネルギーに変換する手助けをするビタミンなどがバランス良く含まれ、健康維持にもってこいのナッツといえるでしょう。低糖質&低GIなので、ダイエット中の食事や間食にもおすすめ。
ピスタチオのカロリーと摂取量
ピスタチオは、一粒約3.6kcalです。一粒あたりのカロリーは低いですが、だからといってたくさん食べると、脂質の摂り過ぎやカロリーオーバーになります。毎日食べる場合、1日20~25粒程度にしておきましょう。食べ過ぎによってアレルギー症状が出ることもあるので、特にナッツ類のアレルギーがある方は気を付けてください。
殻の剥き方
ピスタチオは殻を剥くのがちょっと大変と思う方もいるかもしれません。でも、剥くコツを覚えたら、簡単に剥けるようになります。殻には、風味を守って酸化を防ぐ働きがあるので、殻が付いているピスタチオの方が新鮮な状態で食べることができるのです。
殻を剥く方法は、割れ目の隙間に指を差し込むだけ。または、剥いた皮を隙間に差し込んでねじる方法もよいでしょう。殻が完全に閉じている場合は、沸騰したお湯の中にピスタチオを入れて約15秒かき混ぜて、すぐに鍋から出します。お湯に通すことで殻が柔らかくなり、剥きやすくなりますよ。
主な産地
日本で入手しやすいピスタチオは、アメリカ産やイラン産がほとんどです。アメリカ産は優しい味わいで、料理やお菓子作りに適しています。一方、イラン産は香ばしく、甘みやコクが強いのが特徴です。おつまみとしてピスタチオを食べたい方は、イラン産がよいでしょう。
ピスタチオの種類
ピスタチオにはさまざまな種類があるので、自分のニーズや好みに合わせて選ぶことをおすすめします。ピスタチオを数種類揃えておくと、料理やお菓子作りで、重宝すること間違いないでしょう。
生タイプ
ピスタチオは、生でも食べることができます。自分で好みの具合にローストしたい方、ピスタチオ本来の強い香りを楽しみたい方は、生タイプを購入するとよいでしょう。ただし、生タイプは、人によってはお腹が痛くなることもあります。最初に1粒か2粒食べてみて、体調が悪くならないか確認してから、食べるようにすると安心です。
素焼きタイプ
素焼きタイプは、生のピスタチオをローストしたタイプです。お菓子や料理に使いたい場合、味が付いていない素焼きタイプを選ぶようにしましょう。ダイエット中の間食にも、素焼きタイプがおすすめです。
殻なしタイプ
殻を外してあるタイプのピスタチオは、お菓子作りなどでたくさん使うときにおすすめです。一つずつ殻を剥くのが大変というときは、殻無しタイプを上手に活用しましょう。
味付きタイプ
味付きタイプは、素焼きタイプのピスタチオに味が付いているものです。塩コショウ、わさびなどで味付けされているので、調理する必要がなく、すぐに食べられます。お酒のおつまみにも、人気のタイプです。
おすすめの食べ方
ピスタチオを砕いて料理やお菓子の材料にしたり、ピスタチオペーストをアレンジしたりと、さまざまな食べ方が楽しめます。ここでは、特におすすめの食べ方をご紹介します。
トーストにつける
シンプルに、トーストにつけて食べるだけでも、美味しい!パンは甘みが少ないものや塩味のものの方が、ピスタチオペーストの甘みが引き立つでしょう。より甘くしたいときは、バターや生クリームと混ぜるとよいですよ。
ヨーグルトに入れて
ヨーグルトに、ソース代わりにピスタチオペーストを入れるのもおすすめ。ヨーグルトは無糖タイプにする方が、ピスタチオスプレッドの甘さがしっかりと感じられるでしょう。
ホットミルクに入れて
ピスタチオペーストをホットミルクに入れると、ピスタチオラテになります。牛乳が苦手な方も、ピスタチオの風味で飲みやすさがアップしますよ。
クラッカーにのせて
ピスタチオぺ―ストをクラッカーにのせると、オシャレなおつまみになります。少し塩を入れると、塩気のあるクラッカーとの相性がより良くなるでしょう。
焼き菓子の材料に
風味がいいピスタチオは、焼き菓子との相性も抜群です。クッキーやケーキ、マカロンに入れると、キレイなグリーンの色が映えるし、ピスタチオの食感がアクセントになります。
パスタソースに
濃厚なピスタチオペーストは、パスタソースとしても重宝します。パスタのトッピングに、素焼きのピスタチオをのせてもオシャレですよ。
焼き魚や肉のグリルに
ペースト状のピスタチオは、焼き魚や肉のグリルとの相性も抜群です。ピスタチオペーストをかけるだけで、いつもの1品がランクアップ!さっぱりと仕上げたいときは、酸味があるトマトやレモンを添えてみるとよいでしょう。
ピスタチオを衣にする
から揚げや魚のフライなどの衣をピスタチオにすると、ピスタチオの食感と香ばしい香りが楽しめます。フードプロセッサーでピスタチオとパン粉を入れて細かくしたものを、鶏肉や魚に付けて揚げるのもよいし、ヘルシーにするならオーブンで焼いてもOK。
サラダやパスタにトッピング
刻んだピスタチオは、サラダやパスタにトッピングすると、アクセントにもなります。栄養補給できる上、見映えもよくなり、一石二鳥ですね。
サラダのドレッシング
サラダにトッピングするだけでなく、サラダのドレッシングとしても重宝するピスタチオ。ペーストをごまドレッシングのように使えば、オシャレなサラダに仕上がります。
アイスクリームにする
濃厚な風味のピスタチオは、アイスクリームにもぴったり。ピスタチオは疲労回復作用があるビタミンB1が豊富なので、夏バテ気味のときにピスタチオのアイスクリームは効果抜群!ピスタチオをミキシングしてペーストを作る方法もありますが、市販のピスタチオペーストを使ったら、さらに簡単です。
スムージーにする
ピスタチオは栄養バランスがよいので、スムージーにも最適!忙しい日の朝食にもおすすめです。ピスタチオと好みの食材をミキサーで混ぜ合わせたらOK!豆乳やバナナとミックスすると、ほどよく甘くなりますよ。
栄養を高める食べ方
栄養豊富なピスタチオですが、食べ方によっては栄養を壊してしまうこともあります。栄養を最大限摂取できるよう、効果を高める食べ方を覚えておきましょう。
新鮮なものを選ぶ
新鮮かどうかは、緑色の濃さがポイントです。一般的に、緑色の濃いものが質の良いナッツといわれています。
食べる直前に殻を剥く
ピスタチオを含めナッツ類は、空気に触れると酸化して質が悪くなってしまいます。新鮮な状態のピスタチオを食べるには、食べる直前に殻を剥きましょう。
生で食べる
ピスタチオの栄養をしっかり摂るには、生で食べることをおすすめします。ピスタチオは加熱したりローストしたりすると、一部の栄養素が失われることがあるのです。
食前や食事中に食べる
摂取するタイミングは、食前や食事中、特に15時くらいまでがおすすめです。ピスタチオは脂質が多く満腹感を得やすいので、ごはんの食べ過ぎを防ぎやすくなるでしょう。また、食事30分前から食後1時間半までは、抗酸化作用に効果的なタイミングと言われています。アンチエイジング効果を高めたいときは、この時間帯に食べるようにしましょう。
薄皮も一緒に
ピーナッツと同じく、ピスタチオにも映皮があります。この薄皮には食物繊維が豊富に含まれているので、一剥かないで一緒に食べるようにしましょう。
アルコールのおつまみに
アルコールのおつまみとしてピスタチオを食べると、健康効果が期待できます。利尿作用のあるアルコールを摂取するとカリウムが尿として排出されやすくなるので、カリウムが不足しがちになります。したがって、カリウム豊富なピスタチオは、お酒のおつまみに適していることがわかります。
ピスタチオの保存方法
ピスタチオは長期保存しやすい食品ですが、保存方法を間違えると傷みやすくなってしまいます。正しい保存方法を覚えて、いつでも新鮮なピスタチオを摂取できるようにしましょう。
生のピスタチオの場合、水分量が多くカビが生えやすいです。また、油分が多いため、酸化しやすいのが特徴です。保存するときは、空気になるべくふれないように瓶などに入れて、冷蔵庫で保存してください。
一方、ローストされたピスタチオは、酸化に気を付けてください。空気に触れると、酸化しやすくなります。空気になるべく触れないようにして瓶などに入れて、冷蔵庫で保存してください。3ヶ月以上保存する場合は、冷凍保存をおすすめします。
美味しくて栄養も豊富!料理やお菓子作りでピスタチオを活用しよう
栄養豊富なピスタチオは、そのまま食べたりちょっと手を加えたりして、さまざまな食べ方を楽しめるナッツです。当店、クノップでも、ピスタチオを揃えています。ピスタチオを単品で味わいたい方には、燻製皮つきピスタチオや素焼きピスタチオ(塩なし)、色々なナッツを楽しみたい方にはピスタチオも入っているスモークミックスなどいかがでしょうか?ピスタチオを毎日少しずつ摂取して、健康や美容効果を実感しましょう。